カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2021/12/03 15:08
【購入申込で売主が注意するポイントは?】
購入申込書の注意ポイントについてご説明いたします。
購入申込とは、不動産購入希望者が対象となる物件を購入したいという意思を
売主に意思表示するための書面です。
書面には物購入希望金額や手付金の額、融資を利用するかどうか等が記載されています。
記載内容はある程度決まっていますが、統一された書式はなく不動産会社によって様々です。
あくまでも購入希望者から売主へ物件購入の意思を伝えるものなので、
購入申込が入っても条件が折り合わない時はお断りすることも可能です。
また、購入申込書が提出されて売主が承諾した後に、購入希望者は申し込みを
キャンセルすることも可能です。
購入希望者はペナルティを受けずに辞めることは可能ですが、売主や不動産会社にとって
購入申込書は重要な位置づけの書類になります。
やむを得ずキャンセルする場合は、売主や不動産会社に納得してもらうようにしましょう。
■購入申込書の記載内容
① 価格(購入希望価格)
② 手付金
③ 融資利用の有無
④ 引渡し状態
⑤ 引き渡し時期
⑥ 目的物件の表示
⑦ 購入条件
⑧ 宛先
⑨ 日付
⑩ 購入希望者名(捺印)
etc.
上記の記載内容の中からいくつか確認ポイントをご説明いたします。
手付金
売買契約の際に買主が売主に先に支払うお金のことです。
この手付金は売買代金の一部に充当され売買代金から手付金を引いた代金を支払います。
手付解除
特定の期日までなら理由を問わず契約時に授受する手付金を放棄することにより
契約を解除することができます。
売主…買主様が支払った手付金を返金して同額を支払う
買主…手付金の放棄
をすることで契約を解除することができます。
手付金の額が少額であれば、手付金を放棄して売買契約を破棄できてしまいます。
手付金は、物件価格の5%~10%が一般的です。
住宅ローン特約
買主が融資を申し込み、承認されなかった場合その契約自体を
最初からなかったことにすることができるというものです。
この場合支払った手付金は全額買主に返金されます。(白紙解除)
融資の申し込みには、契約書と重要事項説明書が必要です。
契約前に申込手付金を行うことはできません。
事前審査の承認を受けているかどうかの確認もしておきましょう。
購入申込が複数入った場合は、お申込みいただいた順番での交渉が原則となります。
交渉の窓口は不動産会社です。
ご不明なことや交渉したい点がございましたら担当者にご相談ください。
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