カテゴリ:上手な不動産売却 / 投稿日付:2022/04/27 16:57
不動産相場を調べよう~国土交通省のサイトを活用しましょう~
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◆成約価格を細かく調べる
国土交通省の「不動産取引価格情報検索」というサイトでは、実際の成約価格をおおまかに調べることができます。
・不動産取引価格情報検索
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
取引の時期を決め、そこから「土地」「土地と建物」「中古マンション等」などから選んでいきます(農地や林地なども調べることができるのが面白いですね)。
そして、地域を住所または路線・駅名から選んでいきます。すると、実際に取引された物件がずらっと出てきます。
そこには、最寄り駅、そこからの距離、取引総額、坪単価や平米単価、土地の形など細かな条件が詳細に出てきます。
具体的な住所や物件名はわかりませんが、かなり詳細な部分まで条件が表示されるので、かなり参考になるでしょう。ちなみに、このサイトに出ているのは全ての成約事例ではなく、一部のものとなっています。掲載件数ではやや不満が残りますが、参考程度の資料としてなら使えそうですね。
◆地価相場を調べたいなら
【公示地価と基準地価】
公示地価は地価公示法に基づいて1月1日時点のものを、基準地価は国土利用計画法に基づいて7月1日時点のものをそれぞれ公表したものです。公示地価は国が調べたもの、基準地価は都道府県が調べたものという違いはありますが、大きな違いはないといって良いでしょう。
いずれも土地取引の指標として扱われており、ニュースでも「銀座の○○前が日本一高い」などと耳にしたことがあるでしょう。
この公示価格と基準地価は、いずれも国土交通省のサイトで調べることができます。
【路線価図】
土地の価格を調べたいなら、路線価図を調べる方法もあります。この路線価図は、相続税などの計算で地価を評価するときに利用されるもの。国税庁が調べており、道路ごとに、そこに面する土地の、標準的な平米単価が記載されています。
路線価図は国税庁のサイトで見ることができます。多くの地点、特に細かいところまで調べられますが、少し見にくいのが難点です。
また、この路線価というものは公示価格の8割程度を目安にしていますし、固定資産税は土地の評価額を公示価格の約7割を目安としています。つまり、実際の取引価格と一致しない場合が多々ある、ということを念頭に置いておきましょう。
取引価格と一致しないとはいえ、全く使えない情報というわけではありません。
前回ご紹介した不動産紹介サイトと、今回紹介した国土交通省のサイトや国税庁のサイトを用いて、あらゆる角度からご自身の不動産相場を検証してみましょう。
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