カテゴリ:上手な不動産売却 / 投稿日付:2022/11/05 00:00
◆囲い込み
仲介業者からすれば「両手取引」は仲介手数料を2倍受け取れるため、目指したいところではあります。しかし、”故意に両手取引に仕向ける行為”は、お客様のためにはなりません。
両手取引を故意に狙うということは、他社への情報開示を怠るということ。これは「囲い込み」と呼ばれる大変悪質な行為です。
囲い込みをする具体的な方法は、例えば他社からの問い合わせに対して「もう売れてしまいました」「商談中です」などと嘘を並べること。さらに、そもそも広告活動を全くせず「レインズ」という業者専門の不動産ネットワークシステムに物件の情報を登録しない事例もあります。
売主様からすれば、依頼している仲介業者が「片手取引」だろうが「両手取引」だろうが、関係はありません。それにもかかわらず、仲介業者の利益のみを追求し、物件情報を囲い込む行為は完全に違法です。しかし残念ながら「囲い込み」は不動産業界に古くからある悪しき習慣なのです。
今では規制が厳しくなっており、囲い込みは減少傾向にあるものの、一部のモラルに欠ける業者によっていまだ根絶には至っていません。これから不動産をご売却される方は、囲い込みをされるリスクがあることを認識していただき、十分気をつけて不動産会社をお選びください。
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