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安心を価値に換えるインスペクション
カテゴリ:上手な不動産売却  / 投稿日付:2022/12/28 00:00

インスペクションは本来であれば、買主が物件を審査するときに行うものです。

今回は、売り手があえて先手を打って実施し、建物の情報をオープンにしてから売り出すという事例でした。

売却時のインスペクションは各部位のグレードと残存価値を調査していることがポイントです。

注文住宅であれば、インスペクションを実施した上での売却はかなり有利と言えます。

建築主のこだわりが随所にあり、グレードの高いものを使っている事も多く、それをきちんと建物価値として反映させることができるからです。

実際の売却事例としては、築15年ほどであれば、修繕を一度もしていなかったとしても、平均800万円程度の建物価値を出すことができています。

雨漏りやシロアリ対策といった最低限のメンテナンスを怠っていなければ、300万円~400万円ほどの価値をインスペクションで出すことができています。

この方法で、税法上ではせいぜい1割程度の残存価値しかない建物にも適正な価値を見いだし、土地に上乗せした価格にて売却する事ができます。

プラス要素もマイナス要素も包み隠さず可視化して伝えることが、買主にとっての安心材料につながります。




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